伝統的な美しさをドレスで表現した着物リメイクドレス
着物リメイクドレス

オンリーワンドレス 幸せになるもの

“いきいき”をごらんいただいた岩崎美恵子さまは、私の玉川高島屋での個展にもお越し頂いてたそうですが、2006年の3月に大腸がんの手術をされ、養療中のお体でしたが2007年の1月に半年後にご子息の結婚式をひかえご相談にいらっしゃいました。

やむなく人工肛門になってしまい、留袖で帯を締めることができないので、留袖で挙式用に格のあるドレスにリメイクできないかしらとのご要望!
も〜ぉう責任重大!!とたいへん緊張いたしました。とにかくウェストを緩やかに、お腹周りもゆったりとそれでいてエレガントで格調高いドレス。

とてもオシャレな方で普段お召しになっている服も着物をリメイクしたスカートと三宅一生さんのプリーツプリーツを素敵にコーデネイトされていらっしゃる様なこだわりをお持ちの方でした。

ところが、お仮縫いの前に体調をくずされ、3月に再入院。 4月からは放射線治療をしなければいけない程たいへんだったのもかかわらず気丈に毎日通院されて治療をうけられ、ご子息の結婚式に素敵な花婿の母として出席されたいという情熱にはわれわれスタッフも強く胸を打たれました。 絶対に留袖の格に負けない様なドレスを作ろうと頑張りました。 大柄の文箱に雲取りの柄の留袖をウエストやお腹周りを気にせずゆったりと、若々しくお洒落なバルーンスカートにしました。 留袖の家紋の所を身頃に生かして亀甲柄の帯地を襟やカフス、ぺプラムに部分使いした羽織るタイプのジャケットをお作り致しました。

岩崎さまのご子息への愛情から生まれた着物ドレスはきっと同じようなお悩みをお持ちの方にも、和服でなくても大丈夫という勇気を与えて下さると思いました。結婚式て本当に素敵なドラマですよね。 目に見えないところで家族や親子の思いが沢山つまっているんだな〜とつくづくおもいます。 どなたも倖の思い出はお金では買えない大切なものです。